恩に報い徳に謝す
▮大本山妙心寺
妙心寺は、京都市右京区花園妙心寺町にある臨済宗妙心寺派の大本山です。
山号は正法山。本尊は釈迦如来。開基は花園法皇。開山は関山慧玄(無相大師)です。建武4年(1337)に花園天皇が自らの離宮を禅刹と改め、関山慧玄を招いて開山としました。
広大な敷地には46の塔頭寺院があり、開山無相大師の法流は4派に分かれており、全国に3,400ヶ寺の末寺があります。多くの重要文化財があり、日本最古の梵鐘「黄鐘調鐘」は国宝に指定されています。
臨済宗妙心寺派 大本山妙心寺
〒616-8035 京都府京都市右京区花園妙心寺町1
▮妙心寺の教え
「生活信条」
・一日一度は静かに坐って、身と呼吸と心を調えましょう
・人間の尊さにめざめ、自分の生活も他人の生活も大切にしましょう
・生かされている自分を感謝し、報恩の行を積みましょう
「信心のことば」
・わが身をこのまま空なりと観じて、静かに坐りましょう
・衆生は本来仏なりと信じて、拝んでゆきましょう
・社会を心の花園と念じて、和やかに生きましょう
妙心寺の教えは、禅の安心を求める同心同行であり、開山無相大師の最期の教えである「請う、その本を務めよ」と、開基花園法皇の「報恩謝徳」の聖旨による仏法興隆を実践していくことです。
また、自身仏であることを信じて坐禅にはげみ、本当の自分にめざめ、どんな苦難にもくじけず常に脚下をみつめて、生かされている自分を感謝して、社会の花園と念じ和やかな人生を目指します。